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日々雑記。

生きてますよ
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  • 04/25/09:58

音沙汰がなければ自ら探せ。

いやはや、更新オサボリ症にこの数週間かかってしまいましたorz   すみませんねぇ(´∀`●))

オサボリ症といったらもう全国規模っすねσ(´・ω・`)も悲惨な被害者の一人です。
そりゃ自己責任だろっ!って…図星です。はい。 まあ中には忙しくて更新不定期の人も居ますがな。
初期はれっきとした怠惰で、更新しようと意気込んだ直後「旅行」という壁が。一難さってまた一難ですね

祖母祖父の家からどっかに昨日更新したハズですが。というか駄文ですので探さなくて結構。
夜間帯はやはりPCの鎮座して四六時中カチャカチャやってます、その時にまた小説綴って遊んで…
ちなみに小説は時雨沢氏いわく「想像力」というかイメージする力が大切らしいです。とかく合い間を縫ってはこのごとく瞑想・・・ではなく妄想にふけり、想像力で遊んでました。若干グレードアップしてたらこれも結構です。
今日もキノです。自分である程度構成とかは考えるんですが…まだまだ役不足で。

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それは非常に暑く、そして非常に熱い夏だった。
広大な空はビル街の摩天楼で半分近くも萎縮し、その隙間からぎらつく太陽は容赦なく通行人を照り付けてゆく。それもそのはずガラス張りのビル窓が鏡と化して、よけい太陽光を集客しているせいであろう。
そしてビルの谷間には舗装された道路を縫って走行する、一台のモトラドがあった。
よく見ると華麗にハンドルを切る運転手乗車し、Tシャツに黒の長ズボンという少々不恰好な身なりをしていた。その額には、玉の汗が浮かぶ。団扇を片手に、ぱたぱた扇いでいた。
「暑い。あー暑い。エルメス、ボクはこのままじゃ茹だって死にそうだ」
運転手が仏頂面で呟く、その精悍な顔つきに、やや倦怠感が蔓延している。
「どうぞご勝手に、キノは何時でも夏は頭を抱えてうんうん唸ってるだけですから。早く秋が来てほしいですね」
「そうは言っても運転手がいなくちゃ…って エルメスは暑くないの?」
若干左右に揺れた後、エルメスが嬉々として言う。
「そうさ、モトラドは何時如何なる時も走行中に体内で煮えたぎる業火は燃えてますからね―エンジンの中で」
「ずるー…まあいいや、モトラドと人間を比較しちゃしょうがない、でもやっぱ暑い」
「198回目。ここら辺界隈は新緑地がすくない割りに交通が多いから、いわゆるハートアイルランド現象が起きてるわけだよ」
「…ヒートアイランド?」
「そうそれ」
「あーヒートでもハートでもどっちだっていいから爽快な木陰の下で風にでも吹かれてたい。残る3日間は」
「まああればの話だけどね」
エルメスがぼやく。
「有るなしに拘らず、見つけるんだ」
そしてキノは豪語した。

数刻後、キノとエルメスは炎天下の道路を走っていた――筈だった。というのはキノが案の定体調を崩して近くの喫茶店に避難した為であった。
大きく開かれたショーウインドウから外の風景を眺め、キノはストローを口に銜えジュースなんかを呑気に飲んでいる。
それをエルメスは怪訝な目をして眺め、その双眸にはどろりとした紫が映っていた。
「む、紫色ってさあ。危ないんじゃない?それ」
どきまきしながらエルメスが警鐘する。心なしかその口調までも若干変化していた。
「大丈夫。ブルーベリージュースなら故郷で一度飲んだことがあるから。美味しいよ」
そういってキノはちゅるちゅるとジュースを飲む。目線を外から手前の洋紙に戻す。
「それよりこの地図のほうが怪しい。さっき来た道と微妙に違う」
「で?普段のキノなら即座に捨てるハズだね、…森林園かなんかがあったか?」
「図星。この先に念願の納涼を楽しめそうな所があるんだけど、無駄足は踏みたくない」


<続く>

恒例の中途半端病です。
 

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