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無題
まどをあけるとーおそらのいっぱいのお花畑、おっきな太鼓を鳴らして咲くの。
うるさいわねえ でも綺麗。そんなにお空を叩いたら、いつか破れるわよ。
ほらほら、傷んでるじゃない。あなたは満開のおはなが舞った後の、さびしいものはどうするの?
なんで?この人達も、あの人達も目先はきれいなことろだけ。わざと背けてるのかしら。
まるでビーズと絹のドレスみたい・・飾りたててドレスを駄目にしているのがわからない?
----------------------
通常なら多彩な語彙から打って付けの言葉を適材適所で当て嵌め、ぴったりの表現を考えたのですが…orz
わざわざ稚拙な文章や比喩表現を用いるのも、なにかしら効果はありますね。作るの大変ですが。
さきほど記載した詩?でピンときた方素晴らしい、冴えてますね。まああえて正誤を問わずanswerを(・∀・)
どかん。花火の事ですよ((笑´∀`))
久々にlargeサイズを使用しますた(`・∀・´)>。気分的にスカーッとするね、迫力あるし実感があるし。
満天の星!というか夜空の焔!実際に見た方が伝わるんですがね。衝撃波とかぐんと来ますよ。
余談だが東南あたりの島国である活火山の噴火口付近にいると衝撃波が体感できるらしい。
近年は花火作製委員会かなんかも大衆の流行に乗じて、スマイルやハート型などの新作花火などの試作品もぼちぼち見られます。それじゃ花火じゃなくてハート火やないかあぁ( ^ω^)g
と、突っ込みたくなる様な新作です。伝統文化も一応文化ですから発展はありますよね。きっと
とある国語学者はギャル語やインターネットスラングは平安の国風文化の予兆だ!とか豪語してましたよね。
2chだったら「あぼーん」、「キボンヌ」、「人大杉」、「もうだめぽ」・・など。日常語と化したら逆に怖い。
顔文字は口では言い表せませんからね。「○○○…じえん~」と言っても意味不明です。
私が思うに顔文字も立派な日本語です。それだけで相手の表情とかが瞬時で伝わりますから。
恐らく発祥の要因はネット上の「相手の顔、表情が見えない」という類の問題の解消でしょう(・ω・` )
おっとっと。花火の話をしていたんでした。
おまけのボツ写真公開(ちなみにこのブログにphotoが記載されるのは非常にまれである)
isihyaメモ:原形とどめてない(;´Д`)
でも闇の中、まぶゆい光を放ってのた打ち回る蛇のようで。なかなかのお気に入り
isihyaメモ:これがメルカトル図法の地図だとしたら南半球のあたりにくる髑髏?さんは仕様です。
湖上で打ち上げした為だと思われ。 …というかどんな位置からみたらこれほど歪になるのダロウカ。
…ねむっ
うるさいわねえ でも綺麗。そんなにお空を叩いたら、いつか破れるわよ。
ほらほら、傷んでるじゃない。あなたは満開のおはなが舞った後の、さびしいものはどうするの?
なんで?この人達も、あの人達も目先はきれいなことろだけ。わざと背けてるのかしら。
まるでビーズと絹のドレスみたい・・飾りたててドレスを駄目にしているのがわからない?
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通常なら多彩な語彙から打って付けの言葉を適材適所で当て嵌め、ぴったりの表現を考えたのですが…orz
わざわざ稚拙な文章や比喩表現を用いるのも、なにかしら効果はありますね。作るの大変ですが。
さきほど記載した詩?でピンときた方素晴らしい、冴えてますね。まああえて正誤を問わずanswerを(・∀・)
どかん。花火の事ですよ((笑´∀`))
久々にlargeサイズを使用しますた(`・∀・´)>。気分的にスカーッとするね、迫力あるし実感があるし。
満天の星!というか夜空の焔!実際に見た方が伝わるんですがね。衝撃波とかぐんと来ますよ。
と、突っ込みたくなる様な新作です。伝統文化も一応文化ですから発展はありますよね。きっと
とある国語学者はギャル語やインターネットスラングは平安の国風文化の予兆だ!とか豪語してましたよね。
2chだったら「あぼーん」、「キボンヌ」、「人大杉」、「もうだめぽ」・・など。日常語と化したら逆に怖い。
顔文字は口では言い表せませんからね。「○○○…じえん~」と言っても意味不明です。
私が思うに顔文字も立派な日本語です。それだけで相手の表情とかが瞬時で伝わりますから。
恐らく発祥の要因はネット上の「相手の顔、表情が見えない」という類の問題の解消でしょう(・ω・` )
おっとっと。花火の話をしていたんでした。
おまけのボツ写真公開(ちなみにこのブログにphotoが記載されるのは非常にまれである)
isihyaメモ:原形とどめてない(;´Д`)
でも闇の中、まぶゆい光を放ってのた打ち回る蛇のようで。なかなかのお気に入り
isihyaメモ:これがメルカトル図法の地図だとしたら南半球のあたりにくる髑髏?さんは仕様です。
湖上で打ち上げした為だと思われ。 …というかどんな位置からみたらこれほど歪になるのダロウカ。
…ねむっ
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キノの旅① 我見による解説
夏の脅威もピークから徐々に下る兆しを見せ、なにかと清涼な日常を過ごしてます。
最近じゃワタクシ予定が敷き詰められ、毎日の様にわざわざ隣県まで出勤です(`・∀・´)> アイアイサー!
参考に本日を例に挙げますね。午前中は9時に1-dに集合し、単語や歌詞の暗記にせっせと励んでたんです。
午後はPCでネットサーフィン、3時~4時はK市の市営プール界隈でさまーばけーしょんを心行くまで堪能。
あやうく市内の友人に目撃されかけた所で脱走し、帰宅してどかっと椅子に腰掛けのんびりブログを更新。
んで、タイトルのまんまで「著者が言う、あのキ○の旅に潜んだ新事実!」のようなのを決行。(脚色タイトル)
結構この作品は時雨氏の繊細な技巧によりさらっと読める為、宝の持ち腐れの典型的さんが続出してます。
といってもワタクシが何よりもキノを熟読してなくては…恐らく大丈夫です。騙されたと思って信用してください
さて、行きますか(多くネタバレ含む)
----------------------
本日は数多くある作品の中から一巻を抜粋して解説しようと。(いちいち全部取り上げると日が暮れます(´・ω・)
・冒頭部分「世界は美しくなんかない、そしてそれ故に美しい」
えっと意味深&奇怪が為に、一見矛盾した一文に見えがちで、本来の意図を見落すケースが多いらしいです。
キノの旅の世界観では優しい国のさくらや人の痛みがわかる国の住民など、夢や希望を抱きながら他人にも親切にできるような善良な人間が居る一方、無法地帯による簡単な故殺や、コロシアムの廃れた住民達など、醜悪で堕落してしまった人間達がいます。上記の一文決して良き人間の聖域ではない事を言っています。
然し見解を変えると、キノの世界と自分達の世間を重ねて一貫して捉えるのが可能であり
友達やTVのアイドル、憧れの先輩…など綺麗ごとの人間ばかり存在しているわけではなく、舞台裏ではもっと惨い狂気や嫉妬、憎悪などに溺れた人がいますよね、それだけならまだしも憧れの先輩やTVのアイドル、 気が置けない友達になんかも醜いもので汚職されてる……有り得ますよ。
それ故に美しい…さっき醜いことを話したばっかりなのに。説明しづらいですね。
ここから視点が打って変って、主観的に変化してるんです。
この本の言葉を借りて説明すれば3Pほど後の「ボクはね、たまに~気がする」の部分です。
酷似した経験としての例ですが、(簡潔に行きます)先日ワタクシは空をぼんやりと眺めてました。
大きいなあ…人間なんかちっぽけなもんだ。・・・・・・・と思ったが刹那、ある疑惑が持ち上がったんです。
外面は小さいけどあの衝迫や感情、情緒溢れた精神面では? 匹敵するのではなかろうか
其の時 情の偉大さを悟り、周りの人間がやけに美しく見えてきました。
一見醜く、虫酸が走る憎しみや恨みも 感情の一であり、人間である証なのだ。
・・・解ってくれれば冥利に尽きます( ごめんなさい表現能力なくて
時間がないので超がつく簡潔で行きます(最初からそうしろ)
・人の痛みがわかる国
完全に人と人は一体化できず、どんなに親しくても赤の他人である。有る程度距離を置くのが妥当だ
然し過疎で生じる孤独も堕ちる原因となり得る。そこらへんのバランスが重要だ。
・多数決の国
多数決は小異を捨てて大同に着く、ということで一方的な主観意見がまかりとおってる訳ではない。
この国の人民はあくまで自分の考えを曲げて無いので大同が細かくなるにつれ対立してゆく。
意見は尊重しろよ。金子さん曰く皆違ってみんな。゚+.(・∀・)゚+.゚ィィ!!なんだから
・レールの上の三人の男
他人に骨抜きにされ、これが違う!と微塵でも思わないのが非常に残念。思っても行動に起さなきゃ×
プライドを持たないとこんなところでツケがまわる
・コロシアム
シンプルに考えると勝つか負けるか。様々な感情において「コロシアム」でどれが優位か白黒つけてる。
勝った例
キノの場合⇒他人や狂気に一切関与をされず、常に自分自身を一とし冷徹に考えられる。
残念敗北
大男⇒ 煎じ詰めれば自信過剰により敗北。
紫髪の人⇒ とどのつまりは狂気によって冷静を欠いたか…
トロンボーンおじさん⇒高潔たるプライドが重荷になったと思う。相手が悪かったこともある
金髪女性⇒非常に冷徹さを極め、なかなかの猛者であったが心ここにあらず、森の人の所にあるおかげ
シズ⇒キノを見くびりもせず、自分の技術と持ち前の集中さが…復讐は馬鹿馬鹿しいからね、祟ったんでさ。
英語とかの復習はしっかりしとけよ!ど忘れしてからじゃ遅い。
…そろそろ疲れました_| ̄|○ il||li
5話6話、エピローグは見送りです。ごめんなさい
最近じゃワタクシ予定が敷き詰められ、毎日の様にわざわざ隣県まで出勤です(`・∀・´)> アイアイサー!
参考に本日を例に挙げますね。午前中は9時に1-dに集合し、単語や歌詞の暗記にせっせと励んでたんです。
午後はPCでネットサーフィン、3時~4時はK市の市営プール界隈でさまーばけーしょんを心行くまで堪能。
あやうく市内の友人に目撃されかけた所で脱走し、帰宅してどかっと椅子に腰掛けのんびりブログを更新。
んで、タイトルのまんまで「著者が言う、あのキ○の旅に潜んだ新事実!」のようなのを決行。(
結構この作品は時雨氏の繊細な技巧によりさらっと読める為、宝の持ち腐れの典型的さんが続出してます。
といってもワタクシが何よりもキノを熟読してなくては…恐らく大丈夫です。騙されたと思って信用してください
さて、行きますか(多くネタバレ含む)
----------------------
本日は数多くある作品の中から一巻を抜粋して解説しようと。(いちいち全部取り上げると日が暮れます(´・ω・)
・冒頭部分「世界は美しくなんかない、そしてそれ故に美しい」
えっと意味深&奇怪が為に、一見矛盾した一文に見えがちで、本来の意図を見落すケースが多いらしいです。
キノの旅の世界観では優しい国のさくらや人の痛みがわかる国の住民など、夢や希望を抱きながら他人にも親切にできるような善良な人間が居る一方、無法地帯による簡単な故殺や、コロシアムの廃れた住民達など、醜悪で堕落してしまった人間達がいます。上記の一文決して良き人間の聖域ではない事を言っています。
然し見解を変えると、キノの世界と自分達の世間を重ねて一貫して捉えるのが可能であり
友達やTVのアイドル、憧れの先輩…など綺麗ごとの人間ばかり存在しているわけではなく、舞台裏ではもっと惨い狂気や嫉妬、憎悪などに溺れた人がいますよね、それだけならまだしも憧れの先輩やTVのアイドル、 気が置けない友達になんかも醜いもので汚職されてる……有り得ますよ。
それ故に美しい…さっき醜いことを話したばっかりなのに。説明しづらいですね。
ここから視点が打って変って、主観的に変化してるんです。
この本の言葉を借りて説明すれば3Pほど後の「ボクはね、たまに~気がする」の部分です。
酷似した経験としての例ですが、(簡潔に行きます)先日ワタクシは空をぼんやりと眺めてました。
大きいなあ…人間なんかちっぽけなもんだ。・・・・・・・と思ったが刹那、ある疑惑が持ち上がったんです。
外面は小さいけどあの衝迫や感情、情緒溢れた精神面では? 匹敵するのではなかろうか
其の時 情の偉大さを悟り、周りの人間がやけに美しく見えてきました。
一見醜く、虫酸が走る憎しみや恨みも 感情の一であり、人間である証なのだ。
・・・解ってくれれば冥利に尽きます( ごめんなさい表現能力なくて
時間がないので超がつく簡潔で行きます(最初からそうしろ)
・人の痛みがわかる国
完全に人と人は一体化できず、どんなに親しくても赤の他人である。有る程度距離を置くのが妥当だ
然し過疎で生じる孤独も堕ちる原因となり得る。そこらへんのバランスが重要だ。
・多数決の国
多数決は小異を捨てて大同に着く、ということで一方的な主観意見がまかりとおってる訳ではない。
この国の人民はあくまで自分の考えを曲げて無いので大同が細かくなるにつれ対立してゆく。
意見は尊重しろよ。金子さん曰く皆違ってみんな。゚+.(・∀・)゚+.゚ィィ!!なんだから
・レールの上の三人の男
他人に骨抜きにされ、これが違う!と微塵でも思わないのが非常に残念。思っても行動に起さなきゃ×
プライドを持たないとこんなところでツケがまわる
・コロシアム
シンプルに考えると勝つか負けるか。様々な感情において「コロシアム」でどれが優位か白黒つけてる。
勝った例
キノの場合⇒他人や狂気に一切関与をされず、常に自分自身を一とし冷徹に考えられる。
残念敗北
大男⇒ 煎じ詰めれば自信過剰により敗北。
紫髪の人⇒ とどのつまりは狂気によって冷静を欠いたか…
トロンボーンおじさん⇒高潔たるプライドが重荷になったと思う。相手が悪かったこともある
金髪女性⇒非常に冷徹さを極め、なかなかの猛者であったが心ここにあらず、森の人の所にあるおかげ
シズ⇒キノを見くびりもせず、自分の技術と持ち前の集中さが…復讐は馬鹿馬鹿しいからね、祟ったんでさ。
英語とかの復習はしっかりしとけよ!ど忘れしてからじゃ遅い。
…そろそろ疲れました_| ̄|○ il||li
5話6話、エピローグは見送りです。ごめんなさい
休日の娯楽
夏休みの午後のひととき…isihyaの唯一の娯楽。物書きです。
心行くままに綴っていたら、こんなに長文になってしまいました。申し訳ない
(※巷の皆目の的「キノの旅」のパクリ…というか続編が書きたくなって_| ̄|○ il||li)
学園キノに話が反れるけど入るけど(・∀・)← 。名言起用のオンパレードだね、今度読んでみよ。
ハルヒとかは歌に興味はあるけど内容はいたって無関心。趣味が合わないしorz
----------------------
「この草原、どこまで続くのかなあ」
見上げた視界、あたかも刷毛で描いたような空色で雲一つない紺青の虚空が映る。
眼下には地平線の続く限りグリーンの大草原が延々と広がり、時折白くも見えた。
それは遠目で眺めると、羊の群れに見えた。近づくとあちこちに突き出した白岩である事が判る。
だが今はそれに付け加え、白石の面に腰かけた一人の人間が垣間見えた。
その人間の容姿はまだ若い、しかし武道に少しでも面識がある人はその体躯から戦い慣れした屈強の相手だ
と悟るだろう。一人でも独りではなく、座る石に立て掛けた一台のモトラドと会話する。
「さあねぇ。そんな事よりキノぉ、あと三日ほどで脱出しないと食料もたないよ」
呑気にモトラドは語りかける。微塵にも不安を抱かないのは自分が者を食べないせいだろうか。
「エルメス、酒場にいた筋骨隆々の旅人は2週間ぐらいで出れたらしいけど…もう3週間たったよ」
「死ぬんなら広大な草原のど真中もいいんだけどね…徐々に風化していくの」
さらっと受け流し、神妙な面持ちでキノが応えた。
「とにかく、今後について身を案じるなら移動しながらでも出来るだろう。時間がないんだ」
「そう?…どーせあと三日の命だしここでのんびり残りの人生をまっとうするってのは?」
「いや、僕は信じる。あと三日だろうが一日だろうが絶対に脱出できる」
「なんでそう頑なまでに固執するのかな…」
キノはモトラドから目を反らし、見上げた雲の行く末先を見詰めた。
「ここで飢え死にするよりずっといい。もしかしたら・・・ほら、井戸水が枯渇した砂漠の時なんかも」
くすっエルメスが笑う。顔は微動にも動かなかったが、声でわかる。
「そうそう、そこがキノの特色だよ。やっぱり乗る人はこんな人じゃなくちゃ、さあ行こう」
「エ、エルメス…僕を試してたのかい?」
キノが面食らったような顔をした。間髪いれずエルメスが応える。
「そう。蓼食う虫にもすきやきっていうでしょ」
「は?…もしかして、蓼食う虫にも好き好き?」
「そうそれ」
「まあいいや、御託はおいといて行こかエルメス。時間がないよ」
キノがエルメスに跨り、エンジンを掛ける。静粛とした草原に大騒音が轟いだ。
ぶぉおおおん。疾風のごとくモトラドは地を駆け抜け、すぐにその背中は失踪した。
今見るとその背中は震えていた。
心行くままに綴っていたら、こんなに長文になってしまいました。申し訳ない
(※巷の皆目の的「キノの旅」の
学園キノに話が反れるけど入るけど(・∀・)← 。名言起用のオンパレードだね、今度読んでみよ。
ハルヒとかは歌に興味はあるけど内容はいたって無関心。趣味が合わないしorz
----------------------
「この草原、どこまで続くのかなあ」
見上げた視界、あたかも刷毛で描いたような空色で雲一つない紺青の虚空が映る。
眼下には地平線の続く限りグリーンの大草原が延々と広がり、時折白くも見えた。
それは遠目で眺めると、羊の群れに見えた。近づくとあちこちに突き出した白岩である事が判る。
だが今はそれに付け加え、白石の面に腰かけた一人の人間が垣間見えた。
その人間の容姿はまだ若い、しかし武道に少しでも面識がある人はその体躯から戦い慣れした屈強の相手だ
と悟るだろう。一人でも独りではなく、座る石に立て掛けた一台のモトラドと会話する。
「さあねぇ。そんな事よりキノぉ、あと三日ほどで脱出しないと食料もたないよ」
呑気にモトラドは語りかける。微塵にも不安を抱かないのは自分が者を食べないせいだろうか。
「エルメス、酒場にいた筋骨隆々の旅人は2週間ぐらいで出れたらしいけど…もう3週間たったよ」
「死ぬんなら広大な草原のど真中もいいんだけどね…徐々に風化していくの」
さらっと受け流し、神妙な面持ちでキノが応えた。
「とにかく、今後について身を案じるなら移動しながらでも出来るだろう。時間がないんだ」
「そう?…どーせあと三日の命だしここでのんびり残りの人生をまっとうするってのは?」
「いや、僕は信じる。あと三日だろうが一日だろうが絶対に脱出できる」
「なんでそう頑なまでに固執するのかな…」
キノはモトラドから目を反らし、見上げた雲の行く末先を見詰めた。
「ここで飢え死にするよりずっといい。もしかしたら・・・ほら、井戸水が枯渇した砂漠の時なんかも」
くすっエルメスが笑う。顔は微動にも動かなかったが、声でわかる。
「そうそう、そこがキノの特色だよ。やっぱり乗る人はこんな人じゃなくちゃ、さあ行こう」
「エ、エルメス…僕を試してたのかい?」
キノが面食らったような顔をした。間髪いれずエルメスが応える。
「そう。蓼食う虫にもすきやきっていうでしょ」
「は?…もしかして、蓼食う虫にも好き好き?」
「そうそれ」
「まあいいや、御託はおいといて行こかエルメス。時間がないよ」
キノがエルメスに跨り、エンジンを掛ける。静粛とした草原に大騒音が轟いだ。
ぶぉおおおん。疾風のごとくモトラドは地を駆け抜け、すぐにその背中は失踪した。
今見るとその背中は震えていた。
休日の娯楽
夏休みの午後のひととき…isihyaの唯一の娯楽。物書きです。
心行くままに綴っていたら、こんなに長文になってしまいました。申し訳ない
(※巷の皆目の的「キノの旅」のパクリ…というか続編が書きたくなって_| ̄|○ il||li)
学園キノに話が反れるけど入るけど(・∀・)← 。名言起用のオンパレードだね、今度読んでみよ。
ハルヒとかは歌に興味はあるけど内容はいたって無関心。趣味が合わないしorz
----------------------
「この草原、どこまで続くのかなあ」
見上げた視界、あたかも刷毛で描いたような空色で雲一つない紺青の虚空が映る。
眼下には地平線の続く限りグリーンの大草原が延々と広がり、時折白くも見えた。
それは遠目で眺めると、羊の群れに見えた。近づくとあちこちに突き出した白岩である事が判る。
だが今はそれに付け加え、白石の面に腰かけた一人の人間が垣間見えた。
その人間の容姿はまだ若い、しかし武道に少しでも面識がある人はその体躯から戦い慣れした屈強の相手だ
と悟るだろう。一人でも独りではなく、座る石に立て掛けた一台のモトラドと会話する。
「さあねぇ。そんな事よりキノぉ、あと三日ほどで脱出しないと食料もたないよ」
呑気にモトラドは語りかける。微塵にも不安を抱かないのは自分が者を食べないせいだろうか。
「エルメス、酒場にいた筋骨隆々の旅人は2週間ぐらいで出れたらしいけど…もう3週間たったよ」
「死ぬんなら広大な草原のど真中もいいんだけどね…徐々に風化していくの」
さらっと受け流し、神妙な面持ちでキノが応えた。
「とにかく、今後について身を案じるなら移動しながらでも出来るだろう。時間がないんだ」
「そう?…どーせあと三日の命だしここでのんびり残りの人生をまっとうするってのは?」
「いや、僕は信じる。あと三日だろうが一日だろうが絶対に脱出できる」
「なんでそう頑なまでに固執するのかな…」
キノはモトラドから目を反らし、見上げた雲の行く末先を見詰めた。
「ここで飢え死にするよりずっといい。もしかしたら・・・ほら、井戸水が枯渇した砂漠の時なんかも」
くすっエルメスが笑う。顔は微動にも動かなかったが、声でわかる。
「そうそう、そこがキノの特色だよ。やっぱり乗る人はこんな人じゃなくちゃ、さあ行こう」
「エ、エルメス…僕を試してたのかい?」
キノが面食らったような顔をした。間髪いれずエルメスが応える。
「そう。蓼食う虫にもすきやきっていうでしょ」
「は?…もしかして、蓼食う虫にも好き好き?」
「そうそれ」
「まあいいや、御託はおいといて行こかエルメス。時間がないよ」
キノがエルメスに跨り、エンジンを掛ける。静粛とした草原に大騒音が轟いだ。
ぶぉおおおん。疾風のごとくモトラドは地を駆け抜け、すぐにその背中は失踪した。
今見るとその背中は震えていた。
心行くままに綴っていたら、こんなに長文になってしまいました。申し訳ない
(※巷の皆目の的「キノの旅」の
学園キノに話が反れるけど入るけど(・∀・)← 。名言起用のオンパレードだね、今度読んでみよ。
ハルヒとかは歌に興味はあるけど内容はいたって無関心。趣味が合わないしorz
----------------------
「この草原、どこまで続くのかなあ」
見上げた視界、あたかも刷毛で描いたような空色で雲一つない紺青の虚空が映る。
眼下には地平線の続く限りグリーンの大草原が延々と広がり、時折白くも見えた。
それは遠目で眺めると、羊の群れに見えた。近づくとあちこちに突き出した白岩である事が判る。
だが今はそれに付け加え、白石の面に腰かけた一人の人間が垣間見えた。
その人間の容姿はまだ若い、しかし武道に少しでも面識がある人はその体躯から戦い慣れした屈強の相手だ
と悟るだろう。一人でも独りではなく、座る石に立て掛けた一台のモトラドと会話する。
「さあねぇ。そんな事よりキノぉ、あと三日ほどで脱出しないと食料もたないよ」
呑気にモトラドは語りかける。微塵にも不安を抱かないのは自分が者を食べないせいだろうか。
「エルメス、酒場にいた筋骨隆々の旅人は2週間ぐらいで出れたらしいけど…もう3週間たったよ」
「死ぬんなら広大な草原のど真中もいいんだけどね…徐々に風化していくの」
さらっと受け流し、神妙な面持ちでキノが応えた。
「とにかく、今後について身を案じるなら移動しながらでも出来るだろう。時間がないんだ」
「そう?…どーせあと三日の命だしここでのんびり残りの人生をまっとうするってのは?」
「いや、僕は信じる。あと三日だろうが一日だろうが絶対に脱出できる」
「なんでそう頑なまでに固執するのかな…」
キノはモトラドから目を反らし、見上げた雲の行く末先を見詰めた。
「ここで飢え死にするよりずっといい。もしかしたら・・・ほら、井戸水が枯渇した砂漠の時なんかも」
くすっエルメスが笑う。顔は微動にも動かなかったが、声でわかる。
「そうそう、そこがキノの特色だよ。やっぱり乗る人はこんな人じゃなくちゃ、さあ行こう」
「エ、エルメス…僕を試してたのかい?」
キノが面食らったような顔をした。間髪いれずエルメスが応える。
「そう。蓼食う虫にもすきやきっていうでしょ」
「は?…もしかして、蓼食う虫にも好き好き?」
「そうそれ」
「まあいいや、御託はおいといて行こかエルメス。時間がないよ」
キノがエルメスに跨り、エンジンを掛ける。静粛とした草原に大騒音が轟いだ。
ぶぉおおおん。疾風のごとくモトラドは地を駆け抜け、すぐにその背中は失踪した。
今見るとその背中は震えていた。